インバウンドにハイヤーの旅

近年では外国から日本に訪れる観光客の数も多くなっています。このような海外からの訪問客はインバウンドとして話題になっており、民泊や体験ツアーなどの関連する事業の需要も盛況ですが、いっぽうで国内を円滑に移動するための交通手段の確保も課題となっています。電車やバスは日本人にとっては便利な手段だとしても、外国人にとって本当に使いやすいかどうかはまた違います。路線図が複雑な上に、英語などの外国語表記も限られており、そのままでは目的地まで行き着くことができない可能性もあります。

そのほかの手段としてはタクシーがあり、ドアツードアでどこへでも直接出向くことができるという意味では大きなメリットがありますが、電車やバス以上に言語の壁が大きいといえます。タクシーもインバウンド需要をターゲットにしはじめているとはいっても、実際に英語などの外国語を理解し、客人と会話ができるタクシードライバーはかなり希少なはずで、実際問題としては翻訳機などの機械でもなければなかなか使えない手段となっています。

このようにさまざまな交通手段があるなかで、特別な相手をもてなすのであれば、ハイヤーを利用するのも選択肢のひとつとして加えるのがよいでしょう。ハイヤーはタクシーと同じものと誤解されることがよくありますが、本来はまったく別のものです。タクシーはどこでも誰でも利用できるのがメリットのひとつですが、ハイヤーはこれに対して事前の予約制で乗せる相手も決まっているという違いがあります。逆にいえば常に専属の自動車とドライバーを選ぶことができるので安心です。

インバウンドの観光ではありきたりな観光地を巡回することがかならずしも相手のニーズとはいえず、場合によっては普通の日本人が思いもかけないような場所や体験が求められたりすることがあります。このようなときこそ目的地が固定的なバスや電車ではなく、ハイヤーを利用するという手段が生きるまたとない機会になってきます。ハイヤーとタクシーの違いにはドライバーのクオリティもあります。

ハイヤーの場合、乗客にとって専属の存在となるドライバーは、単に運転技術に自信があって経験も豊富というだけではありません。たとえば英語などの外国語の会話ができたり、観光地やその他の史跡名勝の歴史にくわしく、その場でさまざまな説明や案内ができる人材もそろっています。これはタクシーの場合にはなかなかみられない特徴であり、ハイヤーならではのものと考えられます。日本人がゆったりとした気分で観光旅行を楽しむ場合にももちろん使えますが、現地の事情がわからない外国人にこそ、外国語に堪能で知識も豊富なドライバーの資質がより生かされるでしょう。